
今の日本では、不登校やいじめ、ひきこもり、少年事件など、子どもたちにかかわる問題があふれています。
これらの問題は、乳幼児期の子育てが変わらなければ、根本的に解決しないと私たちは考えています。

私たちが提供する子育て支援プログラムの特徴
「こころの子育て」を実践できる
= 子育てに関する知識の習得
人の心は、社会で生きていくために必要な大事なものから順に積み上げるように育っていきます。そして、子どもには、それぞれの年齢において、その時期に獲得しておかなければならない "こころの発達課題" があります。それらを一つひとつ獲得していくことがその後の子どもの健やかな成長へとつながってゆくのです。
そこで、親は子どもが各年齢・時期のからだと心の発達課題が獲得できるように、適切なかかわり方をしていくことが大切になります。例えば、0歳時期の発達課題は「基本的信頼感」の獲得です。「基本的信頼感」とは「人や自分をとりまく社会に対する信頼感」のことで、赤ちゃんが「自分が生まれてきた社会や母親をはじめ自分を世話してくれる人たちは、暖かくて信頼できる。自分は安心して安全に過ごすことができる。」と感じることで築かれます。人や社会に対する信頼感は、人の心の最も土台に位置するもので、私たちはそれを「こころの安定根」と言っています。親が子どもとおだやかに向き合い、親子の絆を深めていくことで、この「こころの安定根」ははぐくまれていくのです。
「孤立した子育て」から脱出できる
= 仲間作り
子育てはひとりで頑張ろうとしないことがとても大切です。少子化が進んだ社会で育ってきた若い世代のお父さん、お母さんたちは、自分が育ってきたなかで小さい子どもと触れ合う経験はほとんどなく、子どもや子育てについてよく知らないまま親になる人がほとんどです。そのような状況で、子育てに自信が持てなかったり、不安になるのは当たり前です。
そもそも、子どもを産んだからといって、すぐに親の役割が果せるというわけではありません。自分の親や義親、同じように幼い子どもを育てているお母さんたち、ご近所の方など周りの人に支えられながら、そして子どもに教えられながら、みんな親になっていくのです。子育てはひとりではできません。まわりに信頼できる人や子育て仲間を持つことが重要なのです。
「完璧をめざさない子育て」ができる
= 子育てを楽しむ気持ちの余裕
子育てでは思い通りにならないことが多いものです。ポイントを押さえてさえいれば、あとは少々どうであってもいいのです。70点くらいがちょうどいい子育てです。30点は間違っていてもいいと思って子育てをすれば、気持ちを楽にして子どもに接することができます。
親の思い通りにならないということは子どもに自我が形成されている証で、喜ぶべきことです。子どもは、小さいときには自分のやりたいことと親のやって欲しいことの区別がつかず、親が喜ぶ 「いい子」になることを喜びとします。しかし、親の言うこと、親の思うことをやってきた子どもは親の期待に応えてきたのであって、"自分を生きていない" のです。それでは子どもの心は健康に育ちません。そのため、思春期になり精神的に独り立ちすべきときに行き詰まり、さまざまな問題が起こる原因となるのです。
子育てでは「完璧をめざさない」ことです。100点満点の子育ては親にとっても子どもにとってもしんどいことです。
子育てや親支援に関連した仕事をしている方々のお話
東京都中野区
「BP中野の会」
代表 庄 里子さん |
岐阜県多治見市
「NPO法人まぁーる」 代表 宮村登美子さん |
静岡県磐田市
子育て支援課 保健師 鈴木恵美さん |
JCHO大阪病院
小児科医師 原田大輔先生 |
『こころの子育てインターねっと関西(KKI)』 が実施している子育て支援プログラム

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